14.スタイリッシュな街、ヘルシンキ
旅に出てから1週間。
ドイツに別れを告げ、ミュンヘンの空港から娘の待つヘルシンキへ移動します。
ヘルシンキは、建物や広場、道路とも広く、清潔感のあるスタイリッシュな印象の街です。
ミュンヘン空港まで行きます。
ホテルは7時にチェックアウトして、朝ごはんもそこそこに駅にダッシュしました。
ミュンヘンは高層ビルの建設が禁止されていることもあって、近代的なビルは
ありまん。そのため、のどかな昔ながらの風景が残っていてとてもいい街だと思います。
ミュラーです。
クナイプのバスソルトも日本の半額くらいで買えます。
お菓子も普通のお店で買うよりも安いです!
オーガニックコスメがたくさんあるのですが。。。
ドイツ語表記のため、なんに使うのかがわかりません。
2時間ほどのフライトになります。
空港、ホテル、お店も、だいたいがこのスタイルでした。
観光にも便利です。
ドイツとはかなり雰囲気が違います。
おなかいっぱい。
ちなみに冷蔵庫はありません。
明日はタリンに日帰り旅行。
慌てて船のチケットの予約をとる娘。
二人合わせて80ユーロです。
13.イノシュヴァンシュタイン城バスツアー
小さいころ読んだおとぎ話にでてくるようなお城。
ディズニーランドのシンデレラ城のモデルといわれているイノシュヴァンシュタイン城、別名「白鳥城」です。
ドイツに行ったら、ここははずせません。
ひとり旅も6日目、そろそろ日本語が恋しくなるころです。
今日は日本人ガイド付きのツアーに参加して、ガイドさんにすべておまかせして、ちょっと楽をしてみます。
ちなみに今日は日曜日。ドイツには閉店法という法律があり、この日はほぼ全ての店が閉まっています。
ミュンヘン中央駅。
8時に構内のスタバ前に集合です。
今回利用したのは、「みゅう」さんの
『満足度大!日本語ガイドと行く ノイシュバンシュタイン城と世界遺産ヴィース教会<終日/日本語/入場料込/ミュンヘン発>』
89ユーロです。
12,3人集まりました。
このバスに乗っていきます。
ドイツ人のドライバーさんと、ガイドは日本人の女性の方です。
バイエルンチケットを使て、フュッセンまで電車で行って、そこからバスでイノシュヴァンシュタイン城まで行くという方法もありますが、今回は時間的なこと、体力的なこと、自力ではいけないところにも連れて行ってもらえるということで、現地のオプショナルツアーに申し込みました。
私は旅行中に1回くらいは現地の日本語ガイドさん付きのオプションツアーを入れるようにしています。
ガイドブックには載っていない生の情報(地域の裏情報とかおいしいレストラン、おすすめのお土産等)が聞けるからです。
ミュンヘンを出るときは、雨が激しかったのですが、天気がよくなってきました。
10:30 バイエルン州フュッセン近郊にあるホーエンシュバンガウの村に到着です。
ここから、バスか馬車か徒歩でノイシュバンシュタイン城に行きます。
ノイシュバンシュタイン城の見学の時間までお土産やさんに寄ったり、近くの湖のあたりを散策します。
ノイシュヴァンシュタイン城に向かいます。
歩くと30?40分くらいですが、バス(1.8ユーロ)だと5分ほどでつきます。
バスから降りても、マリエン橋への往復や、お城の中も結構階段があって歩くので、ここは体力温存のためバスにして正解でした。
馬車で行くこともできます。
時間的には・・・歩くのとあまり変わらないようです。
バスを降りたら、15分くらい歩い てマリエン橋に向かいます。
多いときは歩けないくらいの人だかりだそうです。
マリエン橋から。よく写真やポスターなどでこの光景を見たことはありますが・・・。
ここから見るノイシュヴァンシュタイン城は凛としていて美しく、とても現実のものとは思えません。
お城側から見たマリエン橋です。
あんな高いところにいっていたなんて怖いです・・・。
そろそろ見学の時間です。お城まで向かいます。
結構な坂道です。
入場案内の電光掲示板で、開始時間が表示されています。
ここは完全ガイドツアー制のため、自由見学は出来ません。
前もってガイドさんから渡されていたチケットの時間になったら入れます。
残念ながら、城内の写真撮影は禁止です。
数十人のグループになってガイドさんの案内で「王座の間」「寝室」「歌人の間」等を見てまわります。
日本語のオーディオガイドがあります。
意外と中は近代的で、当時最新技術だった電話やセントラルヒーティング、水洗トイレもあったそうです。
この城は、バイエルン国王ルートヴィヒ2世が中世の騎士の憧れから作らせた、まさに「おとぎの城」だったのですね。
狂王とも呼ばれ、謎の死を遂げた悲劇の王でもあります。
こんな人里離れたところに、自分の理想どおりのお城を築こうとしたルートヴィヒ2世。
だれも招待するつもりのない、自分だけの城だったといいます。
自分の死後は破壊されることを望んでいたそうですが、まさか死後何百年たっても、世界中から多くの観光客が押し寄せて来るなんて・・・。
皮肉なものですね。
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ロマンチック街道終点の街だけあって、独特のかわいらしい建物が並んでいます。壁に絵や模様が描かれた建物が多いです。
天使が舞い降りるようなイメージがあります。
2時間の自由時間があります。
集合場所と時間を確認して、解散です。
街歩きを楽しみながら、食べるところを探します。
いろいろ迷った末、ここで郷土料理をいただくことにしました。
まずはお約束のビール。
ひとりでレストランに入るのも、だいぶん慣れてきました。
イケメンのお兄さんに、豚肉のローストと頼んだら出てきました。
たぶん南ドイツの郷土料理「シュヴァイネブラーテン」だと思います。
柔らかい豚肉のローストにこくのあるソースがたっぷりかけてあります。
付け合せは紫キャベツ。あったかくて、ちょっと酸っぱいです。
それにジャガイモが2個。
ボリュームがすごくて、頑張ったけれど半分しか食べられませんでした。
食事後、ぶらぶらと散策。
だまし絵で有名なホーエス城。
どれが本物の窓で、どれがにせものかわかりません。
40分ほどかけて、バスは最後の訪問地ヴィース教会に向かいます。
ロココ建築の最高傑作とされる世界遺産の教会で、牧歌的な草原の中にあります。
「ヴィース」とは、ドイツ語で草原や牧草地という意味です。
牧場の中にある小さい教会ですが・・・、
一歩中に足を踏み入れると、その品のある豪華さに圧倒されます。
大理石模様の柱や華やかな装飾が施された主祭壇。
天井にはフレスコ画。キリストや天使たちの絵や彫刻たくさんあります。
この教会は、「天から降ってきた宝石」といわれているそうです。
天使たちの声が聞こえてきそうな雰囲気です。
ヴィース教会を後にして、ミュンヘンに戻ります。
ミュンヘン最後の夜です。
明日は空港から、娘のいるヘルシンキへ飛びます。
もっと旅を続けたいなぁ~。
名残惜しいです。
12.ザルツブルグ、ウンタースベルグ山
ウンタースベルグ山。
インフォメーションでもらったパンフに載っていた写真です。
ザルツブルクカードがあれば、無料で行けるとか!
これはぜひ行きたい、ということで地図を見ながら歩きます。
地図によれば、近くにロープウェイがあるはずなのですが・・・・。
歩けど、歩けどそれらしいものはありません。
散歩中のご夫婦を見つけて、「この山に行きたい」とパンフの写真を見てもらったところ…。「歩いて行ったら半日はかかるよ(苦笑)」といわれ、バスで行くようにと親切に教えてもらいました。
ありがとうございます(涙)
歩いていたら、日が暮れていたことでしょう。
どんどん街を離れてアルプスの山に向かっていきます。
窓から見える家並みも山小屋風になってきました。
ワクワクしてきました!
バスの終点につきました。歩いてすぐがロープウェイ乗り場です。
アルプスの少女ハイジの世界です。
このロープウェイに乗っていきます。
30分間隔で出発します。
乗客は、これから登山する人、私のように軽装でただ上がってみるだけのひとと、いろいろです。
混雑しています。
多少の雲はありますが、遠くの景色まで見えます。
ちなみに下界から見たときは青空が広がっていました。
あっ、真っ白。雲の中に突入です。
15分ほどで頂上です。
雲にさえぎられて下の風景がよく見えません。
下界は天気で暖かったのですが、ここは風が強くて寒いです。
山の天気は変わりやすいって本当ですね。なんだか怖いです。
これから果敢にも山に登る人たちです。
頑張ってください!
私は帰りの時間もあるので、次のロープウェイに乗って降りました。
滞在時間約15分でしたが、雲の上の山頂に上れて満足です。
ちょうど入口付近で、黒山の人だかり。
なにかと思ったら覗きに行ったら、ワインの屋台(?)が出ていました。
庭園のベンチでワイングラス片手にくつろぐ人や、団体ツアーの観光客でにぎわっていました。
当初の予定では、遅くとも5時くらいにはミュンヘンに帰るつもりだったのですが、結局ホテルに戻ったのは8時過ぎ。
ホテルが駅に近かったことと、この時期のドイツは8時になってもまだ外が明るかったのでノープロブレムでした。
思いつきの旅だったのでかなり歩きましたが、とても充実した一日になりました。
オーストリアの人も親切で、英語がしゃべれない人はわざわざしゃべれる人を見つけてきて道を教えてくださいました。
ありがとうございました。
11. ノープランのザルツブルグ日帰り旅行
ザルツブルクは、世界で最も美しい都市の一つで、街全体が世界文化
遺産として登録されています。
急遽予定変更をして、オーストリアのザルツブルクへ行ってみることにしました。
ガイドブックも地図も何も用意していません。
「ひとり旅は事前準備が命」が身上の私ですが、どうなることやら。
案の定、方向音痴+予習なしで、ピンチになります。
バイエルンチケットは、州内の鉄道乗り放題のお得なチケット。
ただし利用できるのは特急(ICE,IC等)以外の普通列車(RE,RB等)のみです。
通常の利用開始時刻は9時からですが、土、日はいつからでもOK。
しかも、ドイツだけではなく、オーストリアのザルツブルクにも行けるのです!ということ で、今日はこのバイエルンチケットを使ってザルツブルクへの日帰り旅行を楽しみたいと思います。
ミュンヘン駅構内の自動機でチケットを購入します。
24ユーロ。カードが使えます。
ミュンヘン、ザルツブルク間の電車はだいたい1時間おきに出ています。
7時54分発の電車に乗って、ゆったり一日楽しもうと思います。
ザルツブルクまで約2時間の旅です。
こういうときに、ホテルが駅の近くだと便利です。
ザルツブルクに到着しました。
今のところ、ノープランです。
せめて地図がほしい・・・。
ザルツブルクの駅構内です。思ったより広いです。
まずはインフォメーションに寄ります。
構内には電車の案内所と観光案内所がありますので、間違えないように。
#間違えたのは私です(^^;) 奥にあるのが観光案内所です。
ザルツブルクカード、24ユーロです。
このカードがあれば、市内のほとんどの交通機関の運賃や、観光料が無料、または割引になります。
インフォメーションで、簡単な市内観光地図と、ザルツブルクカードをもらいいよいよ出発です。
ザルツブルクは小さい街なので、観光もしやすいと思ったのですが・・・。
駅を出た時点ですでに迷子状態に(汗)
適当に歩いているうちに住宅地に出てきました。
アパートでしょうか、整然としてきれいです。
パステルカラーのビルです。
ザルツブルクは優しい街という印象を受けました。
マクドナルド。おしゃれです。
それにしても、まわりには誰もいません。
一緒に電車から降りてきた観光客の一群はどこに行ったのでしょう?
さすがに不安になって、たまたま見かけた地元の人に道を尋ねました。川に沿って歩くように教えてもらいました。
言語は基本ドイツ語のようです。
英語で道を聞こうとすると、英語がしゃべれない人は
わざわざ話せる人を探してくれました。
ドイツの人も、ザルツブルグの人も、皆さんとても親切でした。
・・・目的地が見えてきました。
遠くに見えるのが、ホーエンザルツブルク城です。
まずはそこを目指して歩きます。
川を渡って、旧市街地に入ってきました。
通りはあまり広くありませんが、両隣りにはカフェやレストラン、お土産屋、洋服屋等おしゃれな店が並んでいます。
モーツアルトの生家です。
商店街(?)の真ん中にあります。
モーツァルト広場
ケーブルカーに乗ってお城に上ります。
ザルツブルクカードがあるので、フリーです。
お城からの風景です。
さすが世界文化遺産に登録された街。品があります。
お城を後にします。
10.ミュンヘン、レジデンツ
旧バイエルン王国ヴィッテルスバッハ王家の王宮。
400年以上にわたって増改築を重ねてきたということで、広大、豪華絢爛、めまいがするような部屋が目白押しでした。
宝物館もあったのですが、博物館のみで入場料7ユーロです。
ミュンヘンのレジデンツといえばアンティクヴァリウムという大ホール。
足を踏み入れたとたん、息を呑む光景でした。
天井にはフレスコ画、壁一面には古代の彫刻が並んでいます。
日本の展示物もありました。伊万里焼と柿右衛門です。
異国で頑張っているんだね、と思うと誇らしくなります。
かなり広いです。
歴代の王の部屋、女王の部屋、仕事部屋、着替える部屋、寝室etc
これでもか、これでもかというくらい趣向を凝らした、さまざまな様式の部屋が続きます。
いかにバイエルンが栄えていて、権力を持っていたかがわかります。
・・・が、途中で疲れてきました。
凡人の私は、あまりの贅沢さ、豪華さの毒気に当てられたようです。
ぐったりとしたまま、レジデンスを後にしました。
9.ミュンヘン街歩き
ミュンヘン一日目。滞在は4日ですが、明日、あさってと近辺に出かけるため、実質ミュンヘン市内の観光に当てられるのは今日一日だけ。
ホテルから中心地までは徒歩10分ほど。
フラウエン教会の二つのタマネギ型の屋根の塔が目印になるので、
しばらく歩くと、新市庁舎に面したマリエン広場に出ます。
このときは雨でしたが、多くの人たちが上を見ながら待っています。
何があるんでしょうか?
この時期は、毎日11:00、12:00、17:00から約10分間、
たまたま11時だったので華麗な踊りと演奏を見ることができました。
ミュンヘンで一番古い教会。美しいです。
地図を見て困っていたら、60代の男性の方に声をかけられました。
なんでも仕事で日本に行ったことがあるとかで、親近感をもたれたようです。
レジデンツまで連れて行ってもらいました。
ドイツ語なまりの英語と、日本語なまりの英語。それでも日本の話や、仕事の話、家族の話と盛り上がりました。
おすすめのお店ということでダルマイヤーを教えてもらいました。
あとで寄ってみるとこにします。
8.ミュンヘンの宿泊先、ホテルエーダー
4日間お世話になる、ホテルエーダー。
リーズナブルで口コミの評価が高かったので選んだところです。
隣はカジノ?っぽかったですが、この通りは比較的静かで安全そうです。
フロントの人が笑顔で迎え入れてくれました。
小さいけれど、居心地のよさそうなところで、ほっとしました。
エレベーターがないと聞いていたので、
事前にできるだけ低層の静かな部屋をリクエストしていました。
フロント奥の部屋が用意してありました。
ハイデルベルクのホテルと比べると狭いですし、景観もなにもありませんが、清潔だし充分です。
今夜の夕食は、ミュンヘン中央駅のパン屋さんで調達したもの。
トマトとモッツァレラチーズのサンド。コーヒーもつけて3.5ユーロくらい。
けっこうボリュームがあったので、これでおなかいっぱい。
明日からの街歩きに備えて、今夜は早めに寝ます。
壁や家具が木製で、くつろげます。青いチェックのクッションカバーが
このホテルも、外出のときに鍵を預けるシステムです。
そのつどフロントの方と軽い挨拶を交わすが、ひとり旅だと嬉しかったりします。
パン、ジャム、飲み物、シリアル、果物とそれぞれ数種類ずつあっておいしいです。
これとは別に冷蔵ケースがあって、ハム、サラミ、チーズなども数種類ずつあります。
テーブルごとにコーヒーポットがおいてあって、何杯でも飲めます。
腹ごなしも終わり、いよいよ初ミュンヘン、探検に行きます!
私たちを乗せたバスは、次の目的地フュッセンに向かいます。