50歳からの海外ひとり旅★なぜかいつも珍道中⁉★

初めまして。アイアイです。3人の娘、4人の孫がいます。なんとか子育てが終わった50歳から、長年の夢だった海外ひとり旅を始めました。理解してくれている家族に感謝しつつ、ひとり旅に必要な情報やおもしろエピソードなど紹介できればと思います。

6. ウブドの夜

ホテルで少し休んだら、いよいよウブドの街に繰り出します。

まずは近くのレストランで、腹ごしらえ。

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バリ島は台風が来ないのでしょうか。窓がないんですね。

だから風が気持ちいいです。

雨季のスコール対策なのか、水はけがいいように床がタイル(大理石)になっています。

娘との再会を祝って、ビンタンビールで乾杯。

 

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私は辛い物が全然食べられないし、好き嫌いが多いので旅先で食べるものに困ることがあるのですが、バリ島の料理は口に合いました。おいしかったです!

 

そして、楽しみにしていたウブドの民族舞踏を観にウブド王宮へ。

娘はその間に借りていたバイクを戻すとかで別行動になったので、一人で向かいます。

ウブド王宮では日替わりでいろいろな舞踏グループが定期公演を行っていますが

私が行った日はレゴンダンスがやっていました。

王宮前でチケットを買って敷地内にある野外ステージに行きます。

すでに海外からの観光客で混み合っていました。

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写真ではわかりにくいのですが、ちょうど前の建物(割門)の上に満月が出ていました。

幻想的なガムランの音楽と、きらびやかで艶やかなバリ舞踏。

ほんの1日前は日本にいたなんてうそのようです。

こうして、ウブド初めての夜は更けていきました。

 

5. ウブドのホテル

日本から前もって予約していた、ドライバー兼ガイドさんのカデさんの車に乗って

ウブドへ。

バリ旅行中の娘とは、ウブドのレスタリ―バンガロー(Ubud Lestari Bungalows)

というホテルで会う約束をしていました。

このホテルも前もってネットの口コミなどを参考に、予約をしていました。

オーナーさんが日本人ということで(滞在中は会えませんでしたが)

スタッフの人も日本語ができる人がいて、なにかと安心でした。

ウブドの街の大通りから20メーターくらい小道を入ったところです。

たまたまホテルの前で、レンタルバイクに乗った娘にばったり会うこともでき

幸先の良いスタートとなりました。

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奥まったところにある2階の部屋。

天窓付きのダブルベッドは、母娘二人で泊まるには少し気恥しいのですが・・・。

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テラスからは田んぼやプールを見下ろすことができます。

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無料Wi-Fiでネットをしたり、ガイドブックを読んだりとのんびりできる長椅子もありました。

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4.いざ出発! バリ島へ

2016年1月22日(月)

自宅から車を運転して1時間の地方の空港へ。

4月に就職を控えた娘が現在バリ島で1か月の旅行中なので

現地(ウブド)で合流予定です。

 

ドライブしながらついつい岡村孝子さんの

「夢をあきらめないで」という曲を口ずさんでいます。

期待に胸が膨らんで、人生で一番幸せだと思う瞬間です。

 

#ちなみに田舎だから、駐車代はかかりません。

 

地元の空港から1時間半ほどで羽田空港着。

そこから成田にはリムジンバスで移動します。

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バス代が3000円ほどかかるけれど、スーツケースを

ランクルームに預けられるし、席も移動することもないのでとても楽チン。

飛行機、電車、バスなどの公共の交通機関の交通費を楽天カード

支払うと海旅行補償保険がついてい来るのでとてもお得。

私はマイルをためているので、普段はほとんどJALカード(会費あり)だけど

なぜか会費無料の楽天カードのほうが補償がいい。

だからリムジンのバス代だけ楽天で支払うようにしています。

でもそれだけでは補償額も安心とは言えないから

不足分はネットの海外旅行保険に入るのがベター。

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21:40 成田空港発

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飲み物はいつもビールを注文。

座席は、トイレが近いので、気兼ねなく移動できる真ん中の列の通路側。

CAさんにいろいろ頼みごと(ビールのお代わりとか、なんかつまみくださいとか)も

しやすいので、HPから座席指定で早めにとってます。

 

23日(火)

04:15 クアラルンプール空港(マレージア)到着。

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広くてきれいな空港。ショップもいろいろありそうだけど、なんせ早朝。

まだほとんどの店が閉まっています。

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女性警備員さんや職員さんはスカーフをかぶっています。

写真を撮っていいですか、と聞いたら笑顔でポーズしてくれました。

 

デンパサール空港(バリ島)行きは 09:05

スターバックスでコーヒーを飲んだり、寝心地のいい椅子を見つけて

横になったりして時間をつぶしていました。

特に危険を感じることはなかったです。

 

09:05 クアラルンプール発

入国手続きをして、荷物を受け取って外に出るとお迎えの人たちが。

 

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今回は事前にネットで調べて、ドライバーさんを頼んでいました。

バリの人で奥さんは日本人。事前のメールでの打ち合わせは奥さんとしてましたが

ご主人も日本語OKです。

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ドライバーさんに荷物を持ってもらって、駐車場まで行きます。

きれいな空港で、バリ島のイメージにびったりでした

最初の宿泊地のウブドまでは車で1時間半くらいかかります。

 

 

3.トリプルネガティブってなに?出発3日前

バリ島出発の3日前。

検査結果を聞きに病院へ。

 

先生「アイアイさん、あのねー、やっぱり乳癌だったよ」

やっぱりね。いちおう覚悟はしていたけど。

でも、5mm、早期発見だもんね。

早く見つけてもらってラッキーだったな、と自分に言い聞かせていた。

 

ところが。。。

「それがね、けっこうタチの悪い癌でね。ホルモン剤効かないタイプだよ」

???なんだそれ。

私は調べ物が大好きで、興味のあることがあったらPCの前にへばりついて

検索して調べつくすタイプ。

でも、盲点だった!基礎知識がない。

旅行の計画で頭がいっぱいで、乳癌について予習するのをすっかり忘れていた。

タチの悪い癌ってなに? ステージってなに?

だいたいテレビでも新聞でも「早期発見だったら大丈夫!」って言ってたよ。

先生の説明が頭に入ってこないし、何を聞いていいのかもわからない。

「幸いまだ小さくてよかったけどね。帰国したらすぐ手術だよ」

いつもののんびりした口調の先生ではなく、キリッとしてかっこいい。

なんて言ってる場合じゃない・・・。

「早いほうがいいから、帰国したらすぐ来てね」

手術はもう決定。有無も言わせない雰囲気に次回の予約をして帰った。

 

あとで調べたところ、トリプルネガティブというタイプの癌だと知った。

 よし、旅のテーマは決まった。

「癒しの旅、バリ島」だ。

2.旅行準備に気を紛らわせつつ

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 バリ島旅行は2月22日出発。帰国は29日。

飛行機のチケットは購入したものの、ホテル決めなきゃ。時間がない。

ネットでほかの人の旅行記見たり、ガイドブックを読んだり

ホテル予約サイトで口コミチェックしたりと忙しい。

入念な下調べが、安全で充実した旅行に不可欠だと信じているから

時間がいくらあっても足りない。

 

堤真一さん、尾野真千子さん主演の「神様はバリにいる」や

ジュリア・ロバーツ主演の「食べて、祈って、恋をして」の映画もしっかり観て予習。

 

その間にも流れ作業のように、検査は続いていく。

肩コリ、頭痛で寝込むことはあっても、病院なんでほとんど縁のなかった私。

自覚症状もないし、5mmの腫瘍なんて触ってもわからないのに・・・。

 

1月29日 針検診 

2月 5日  乳癌の疑い大 

  10日    MRI

     12日 生体検査

 

本来なら検査結果が出るまで、食事ものどを通らず、夜も眠れず、という状況だろうけど、頭の中は旅行のことがいっぱいだったし、旅行前に片付けておきたい仕事もあって(在宅で仕事をしている)

落ち込んでいる時間はなかった。

 

いや、本当は現実から逃げていたのかもしれないな・・・と今になって思う。

それはそれでよかったと思う。だって悩んでいたって結果は変わらないんだから。

夫にも、乳癌の疑いがあって検査を受けていることは話していたけれど、

あまり深刻に受け取っていなかったように見えた。(少なくとも表面上は)

 

・・・とここまでは、疑いが大きいといってもまだ確定ではなかったので

もしかしたら何かの間違いかもしれないという往生際の悪い?思いもあった。

 

生体検査のあとで

先生「アイアイさん、いつバリ島に行くんだっけ?」

私「10日後です」

先生「じゃあ、結果は旅行から帰ってからにしようか?」

私「いえ、中途半端な気持ちでは楽しめないので、行く前に知らせてください!」

と頼み込んで、旅行の3日前に予約をとった。

 

 

 

1.乳癌結果待ち。でもバリ島行く!

2015年9月、テレビでは北斗さんが乳癌になったというニュースが駆け巡っていた。

「乳癌は早期発見が大事!」

そうか。そういえば50歳の時に検診受けて以来、5年間行っていないし(汗)

特に自覚症状もなかったけれど、いちおう安心のため申し込みをした。

予約殺到ということで、実際に検診が受けられたのは12月だった。

 

ちょうどそのころ、4月から新社会人になる娘が、バリ島に放浪の旅をすると

言い出した。2月中旬から3月中旬までのほぼ1か月間。

いいなぁ、それじゃあ私も!ということで現地集合、現地解散の1週間のバリ島旅行を計画。急なことなので時間がない。

フライトを決めて、ホテルを決めて、スケジュールをたてて。

ああ楽しいなぁ。

 

年が明けて、病院から再検査の書類が来たけど、早く飛行機予約しないと

どんどん値段が上がっていく~。

このためにせっせと貯めていた陸マイル(WAONカード大活躍)

いつものようにJALのHPからポチ。

#安いプランだからキャンセル料は返ってこない。

 

ちなみにこの時期、次女が3人目の子の出産で里帰り中。

なんやかんやで慌しい年の瀬だった。

 

さて、乳癌検査。

正月休みが終わり、次女も3人の子を引き連れてアパートに帰った。

ホッとする間もなく、紹介状を持って、大きな病院へ。

2月の下旬にバリ旅行に行くんだから、早く終わらせてしまわなくっちゃ。

再度マンモグラフィ、超音波検診(エコー)と同じメニューをこなす。

で、最後に診察室で問診、触診のあと、

先生がレントゲン見ながら、ぼそっと言った。

 

「アイアイさん、なんかね怪しいのが映っているんだよね・・・。

 5mmほどなんだけどね」

私、ぽか〜ん。

この先生、なんかとぼけた感じ(ごめんなさい!)でも優しくて話しやすい。

まだこのときは、癌と決まったわけではなかったし

5mmなんてよく見つけられるなぁ、なんて思っていた。

 

「もっと詳しいこと調べたいから、来週もまた来てね」

 まさかね、まさか。

バリ島旅行が待っているのに〜。