2.旅行準備に気を紛らわせつつ
バリ島旅行は2月22日出発。帰国は29日。
飛行機のチケットは購入したものの、ホテル決めなきゃ。時間がない。
ネットでほかの人の旅行記見たり、ガイドブックを読んだり
ホテル予約サイトで口コミチェックしたりと忙しい。
入念な下調べが、安全で充実した旅行に不可欠だと信じているから
時間がいくらあっても足りない。
ジュリア・ロバーツ主演の「食べて、祈って、恋をして」の映画もしっかり観て予習。
その間にも流れ作業のように、検査は続いていく。
肩コリ、頭痛で寝込むことはあっても、病院なんでほとんど縁のなかった私。
自覚症状もないし、5mmの腫瘍なんて触ってもわからないのに・・・。
1月29日 針検診
2月 5日 乳癌の疑い大
10日 MRI
12日 生体検査
本来なら検査結果が出るまで、食事ものどを通らず、夜も眠れず、という状況だろうけど、頭の中は旅行のことがいっぱいだったし、旅行前に片付けておきたい仕事もあって(在宅で仕事をしている)
落ち込んでいる時間はなかった。
いや、本当は現実から逃げていたのかもしれないな・・・と今になって思う。
それはそれでよかったと思う。だって悩んでいたって結果は変わらないんだから。
夫にも、乳癌の疑いがあって検査を受けていることは話していたけれど、
あまり深刻に受け取っていなかったように見えた。(少なくとも表面上は)
・・・とここまでは、疑いが大きいといってもまだ確定ではなかったので
もしかしたら何かの間違いかもしれないという往生際の悪い?思いもあった。
生体検査のあとで
先生「アイアイさん、いつバリ島に行くんだっけ?」
私「10日後です」
先生「じゃあ、結果は旅行から帰ってからにしようか?」
私「いえ、中途半端な気持ちでは楽しめないので、行く前に知らせてください!」
と頼み込んで、旅行の3日前に予約をとった。